旋盤加工の自動化
毎月旋盤加工で生産する定番アイテム。大量に受注したスピンドル加工。特定の職人でなければ対応できない、または人によってバラツキがあり寸法・形状・品質を揃えるのに苦労しているなど、繰り返し同じ作業を行うこと、毎回人の手で加工していることに不安・不満を持っていませんか?
このような課題を解決し、品質の標準化と生産性の向上を同時に叶えるのがCNC木工旋盤です。
・品質の標準化
・木工旋盤技術の習得不要
・専用ソフトでプログラム(Gコード)を簡単作成
・通常の木工旋盤用チャックを流用可能
生産性を3倍に
CNC木工旋盤を導入することで、旋盤加工における生産性が大幅に向上します。例えば、材料から1つのお椀を挽くのに20分かかったとしましょう。1時間に3つ。1日8時間休みなく作り続けてできるのは24個です。CNC木工旋盤であれば、同じ形を7分で削り上げます。1日で挽ける器の数は約70個。次の材料を挽いている間にサンディングや仕上げ作業を行うことで、さらに時間を短縮を実現します。実際、導入した企業では生産性3倍を実現しました。
誰でも扱いやすいシンプル設計
これまで旋盤加工を行うには技術習得しなければいけませんでした。しかし、CNC木工旋盤では、木工旋盤の技術も知識も必要ありません。コントロールパネルから読み込んだデータを選択し、スタートするだけで任意の形にけずりだしてくれます。木工の知識がないパート社員でも簡単に扱えます。
また、これまで木工旋盤をされていた場合、これまでのチャック(軸径:1″x8tpi、1-1/4″x8tpi、M30x3.5など)をそのまま使用できるよう専用設計で制作しています。
難しい3Dソフトは不要!データ作成もカンタン
CNCと聞くと、「そのデータをどのように作成すればいいのか」と不安になるでしょう。ご安心ください。付属の専用ソフトを使用することで、簡単にできてしまいます。3D CADソフトは不要。必要なのは、イラストレーターやインクスケープなどの一般的な画像ソフトです。用意した画像データを専用ソフトに読み込ませ、数値をいくつか打ち込むだけでCNC木工旋盤を動かすコードを生成してくれます。
替え刃式チップ刃で経済的なランニングコスト
CNC木工旋盤は替え刃式チップ刃を使用します。1つのチップ刃で2面使え、1面で50~100個のお椀を挽くことができるため(木材の硬さにより異なります)、1チップ刃で100~200個生産することができます。非常に経済的でランニングコストを低く抑えられます。
少ない人員で少量多品種生産を可能に
小ロットは発注側にはメリットがありますが、価格交渉ができなければ受注側にとってはリスクが伴います。しかし、データを保管しておけば、いつでもそのアイテムを同じように削り出すことができます。つまり担当者が変わっても同じ品質で生産が可能になります。データを入れ替えるだけでいつでも同じ品質で加工ができるなら、逆に少量多品種生産を武器にできるのです。
大量生産アイテムの自動化に対応できるオートフィードモデル
人は同じ作業、同じ加工の繰り返しは苦痛に感じます。定番アイテムを毎月一定数作らなければいけない、同一アイテムを大量受注といったケースであれば、機械化は必須でしょう。その中でも送材、チャッキング、切削加工、切り離しを全自動で行ってくれるオートフィード仕様の旋盤機であれば、人の手を介さず機械がすべてこなしてくれます。
スピンドル加工も器制作も可能にするテールストックオプション
テールストックオプションを選択することで、スピンドル加工も可能になります。器などの材料片持ちでの制作もスピンドル加工も両方こなす作業所にとっては頼もしい1台になります。
*オートフィードモデルにはテールストックオプションは選択できません。
参考動画
導入事例
仕様
525 | 525ATC | 525AF | 535 | ||
---|---|---|---|---|---|
ベースモデル | ツールチェンジャー | オートフィード | 350mm対応 | ||
加工サイズ | 最大加工径 | φ250mm | φ350mm | ||
最大加工長 | 500mm (テールストックオプション選択時) | ||||
主軸 | 主軸径 | 1″ x 8tpi 1-1/4″ x 8tpi M30 x 3.5 | |||
最大回転速度 | 2800rpm | ||||
モーター出力 | 1.5kW (2HP) | ||||
刃物台 | 取付工具本数 | 3 | 4 | 3 | 3 |
移動 | X軸 | 500mm | 300mm | 500mm | |
Y軸 | 300mm | 350mm | |||
送り速度 | X軸 / Y軸 | 3000mm/min | |||
機械寸法 | 幅 x 奥行 | 1470mmx520mm | 1470mmx520mm | 4340mmx520mm | 1470mmx520mm |
設置面積 | 1970mmx850mm | 1470mmx850mm | 4500mmx850mm | 1970mmx850mm | |
高さ | 950mm | 1050mm | |||
重量 | 330kg | 430kg | 350kg | ||
電源 | 三相200V (または、単相200V選択可能) | ||||
ソフト | 付属(Windows10 / 11) |
*テールストックオプション選択時、機械寸法の幅が500mmほど長くなります。
*オートフィードモデルにはテールストックオプションは選択できません。
*カスタマイズのご相談も承ります。
価格
モデル名 | 特徴 | 価格(税込み) |
---|---|---|
525 | ベースモデル | 270万円~ |
525ATC | ツールチェンジャー機能 | 286万円~ |
525AF | オートフィード機能 | 320万円~ |
535 | 最大回転直径350mm | 315万円~ |
Gコード生成ソフトフェア、チャックスレッド(選択:1inch / 1-1/4inch / 30mm)、専用チャック、SDカード、メンテナンスツール、取扱説明書
*モデルにより一部異なります。
*その他、配送、据え付けなどの費用が別途発生します。
よくある質問
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