KAJI Woodturningの梶原直樹さんは、長年勤めた製薬会社を退職し、趣味として取り組んでいた木工旋盤の工房として独立するタイミングでVicmarc VL150SMを購入しました。
退職を機に、木工旋盤を開始
勤めていた製薬会社で役職定年を迎え地元に戻った梶原さんは、地元の企業に転職します。これからの人生を考える中、ある日テレビ番組で木工旋盤を目にします。「おもしろそうだな」と思いネットで検索して情報を収集していると、「木工旋盤の教科書」という本があることを知り、しかもその著者が自宅から近いところで工房(ツバキラボ)を構え、レッスンを開講していることを知りました。
すぐにその木工旋盤のレッスンを受講し、そのまま会員としてシェア工房に通いながら木工旋盤の技術向上に取り組みます。
補助金制度を知り、一気に独立開業への道が開く
いずれは自宅に工房を構え、副業として作品を販売していきたい、という思いを抱いていた梶原さんが、手の届く中古の木工旋盤機を購入しようかと迷っているとき、税理士をしている友人が「補助金を活用したらいいんじゃないか、ダメもとでも応募してみたら」とアドバイスをくれました。すぐに創業や補助金に関する無料相談所に向かい、そこから補助金申請をサポートしてくれる商工会議所を紹介してもらいます。
商工会議所では非常に熱心にサポートをいただき、あれよあれよという間に補助金申請を手続きを進めることになります。補助金のアドバイスをくれた友人も、個人事業主として開業するための書類作成や補助金申請に必要な資料作成など強力にサポートしてくれ、無事に申請をすることができました。
開業資金を300万円とみていた梶原さんですが、補助金を活用することで自己負担を200万円程度に抑えることができました。補助金を活用していなければ、ここまで設備をそろえることはできなかったかもしれない、と振り返っていました。ただし、補助金を活用できることで気が大きくなってしまうことには注意が必要とも話されていました。
Vicmarc VL150SMをツバキラボから購入 “安心と信頼が決めて”
これまで全く知識がなかった機械や工具を購入するにあたり、たくさんの不安が先立ちます。機械本体もアクセサリー類も、間違って購入してしまってもやり直しが簡単にできる金額ではありません。ツバキラボのシェア工房の会員だった梶原さんは、木工旋盤を購入するにあたり、ツバキラボにさまざまなアドバイスを求めます。
「不安や疑問に思うことを直接、気軽に聞けることが本当に安心感につながった」と梶原さんは話します。木工旋盤のレッスンをツバキラボで受講し、それ以来ツバキラボに通ってきたこともあり、信頼があったとのこと。購入して終わりではなく、その後のフォローなども重要なため、安心と信頼は大事なポイントだったようです。
今後作っていくだろう作品を踏まえて検討していく中で、VL150が一番最適な機種だったわけですが、ツバキラボのシェア工房にあるVL150を使用していたこともあり、他の機種との違いも理解し、VL150の使い勝手もわかっていたことは選定理由の大きなポイントでした。
同様のスペックで10万円台の安価な機械もありますが、スイッチを入れて回転速度が安定するまでタイムラグがあることや機械そのものの信頼性を考えると、選択肢には入らなかったようです。
家族と地元のつながり、そしてオリジナル商品開発
これから木工旋盤をひとつの生業にしていく梶原さんですが、さっそく地元のつながりから仕事が生まれたようです。家族を通じて知り合ったアウトドアナイフショップからは、ドリンクを提供する際に使う紙コップ用ホルダーの注文を受けます。
そして、木製食器と燻製を掛け合わせた商品を今後展開していきたいと、KAJI Woodturningとしてのオリジナル商品の開発も進めています。
これから木工旋盤を購入する方へ
最後に、これから木工旋盤を購入する方へのアドバイスを聞くと、梶原さんは、次のような点を挙げました。
②商工会議所など無料で相談できるところは利用すべき
③補助金は活用したほうがいい
ツバキラボツールズより
ツバキラボでは、購入までのサポート、導入後のフォローなどしっかり行っています。また必要な書類の発行など補助金申請にあたり、サポートも行っています。
ぜひ気軽にお問い合わせください。
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