唯一の日本語の教本「木工旋盤の教科書」は基本知識・技術を網羅し、とにかくおススメ!

木工旋盤 教科書 テキスト 本 ツバキラボ 和田賢治

本サイトを運営していますツバキラボの和田は、2021年10月15日に、日本で初となる初心者向けの専門ガイドブック「木工旋盤の教科書」を出版致しました。Amazonや楽天ブックスなど大手ネット通販でも販売していますが、ツバキラボツールズでも販売しておりますので、ぜひお求めください。

この「木工旋盤の教科書」、初の初心者向けガイドブックということでさまざまなこだわりがあります。そのこだわりをここで紹介させていただきます。

初心者にとって大事なことに特化した、まさに”初心者に最適な一冊”

専門用語を極力避ける

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木工旋盤は、海外から入ってきたものです。そのため多くの言葉がカタカナが多いです。初心者はそのカタカナ言葉の多さに面食らうでしょう。このTURNING TALKでもそのカタカナ専門用語をどのように解説しようか迷います。

ある程度旋盤の経験を積んでくると、そのような言葉も当たり前に感じてしまい、改めて説明することを忘れがちです。運営する教室では、なるべく初心者にわかりやすい表現、言葉を選んで説明をするように心がけていますが、それでもついつい専門用語を使ってしまったりしてしまいます。

今回解説文を用意する中で、そのような専門用語が出てきたとき、担当編集者は、意味が分かりません、とはっきりと指摘してくれました。そのたびにどうやったら伝わるかな、とか考えていきます。そういう作業を繰り返す中で、より初心者にとってわかりやすい内容になったのではないかと思っています。上の写真をご覧いただくとカタカナ言葉が少ないことに気づいていただけるかと思います。またカタカナ専門用語もしっかり解説することで、より知識を深められる内容になっています。

刃物の動かし方を本でも伝わるように!

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本はすべて静止画の世界です。動画では動きの流れを見せることができますが、静止画ではそれができません。よって、こだわったのは、連続写真を入れることでした。

担当編集者からは、(スペースがないので)同じような写真は削除してください、って何度も何度も指摘されましたが、連続写真を並べて掲載することで上達の一番肝である「刃物の動かし方(軌道)」が伝わるように工夫しました。

また、連続写真が載せられない場合は、写真上に矢印を入れてどう動かしているのかがわかるようにしています。

初心者にとって刃物の動きをしっかり確認できるのは大事なことで、それを習得することこそが初心者を抜け出す一番の近道なのです。

初心者にとって必要な情報を厳選して掲載

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上の写真は、目次のページです。木工旋盤で必要な機械や道具などの基礎知識、作品作りで必要な一連の項目(削り方、サンディング、塗装)を網羅しています。これから機械を購入する人、これから刃物を揃える人、これから初めて作品作りをする人、それぞれ必要な情報を載せています。

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もちろん、素材である木についての知識も重要項目です。木工の業界にいると当たり前のように木材を仕入れますし、木の知識はありますが、一般の人からするとなかなか馴染みのない世界です。木材の入手の仕方、乾燥について、そして木材の動きや特性などもしっかりとカバーしています。

12の作例はすべて「食」の道具

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今回の作例はすべて食の道具に絞りました。僕のこだわりは、身近な木を使って、自分でくらしの道具を作り、それを用いて暮らすことです。食は、暮らしに直結するものです。その食の道具を自分で作ることこそが、自分で暮らしを築くことにつながります。

たぶん、この本を見ながら旋盤でものづくりをしていけば、いつのまにか、自分の食卓は木の器で満たされていると思います。

ぜひ「木工旋盤の教科書」で旋盤ライフの一歩を踏み出してください

以上で、「木工旋盤の教科書」の紹介でした。

これまで日本語で読める、体系立てた初心者にもわかりやすい教本が存在しなかったため、初心者にとって木工旋盤を楽しむにはハードルが高かったと思います。本屋さんでも購入できる教本が出ることによって、日本で旋盤を楽しむ人がさらに増えることを祈っています。

ツバキラボツールズではすぐに発送可能です。