導入事例 VicmarcVL150(岐阜県下呂市)

Vicmarc VL150SM 導入事例 ツバキラボツールズ 岐阜 下呂市

今回ご紹介するのは岐阜県下呂市の小林美奈子さん。ものづくりのおもしろさ、木という素材の魅力にはまり、木工旋盤を楽しんでらっしゃいます。

舞台の世界から、木のものづくりへ

小林美奈子さんは、社会人として数年働いたのち、舞台の世界に行きたいと仕事を辞め専門学校に入りなおしました。そこから役者を6~7年。舞台の仕事をしながら、レストランなど接客業でアルバイトをしていました。舞台の仕事では旅公演というものがあり、役者であっても大道具を組み立ててはばらし、次の公演場所へ運び、また組み立てて、ということが日常的だったそうです。もともと編み物や絵を描いたり木彫りしたりクリエイティブなことが好きだったそうでで、大道具も楽しんでやっていました。

「役者」に区切りをつけ、サービス業で正社員として働いてみたものの、ものづくりの仕事をしたくなり、愛知県の木工会社に転職します。そこにはあまり使われていない古くて大きな木工旋盤がありました。それが木工旋盤との出会いです。その会社には高齢の旋盤職人さんがいて、教えてはくれましたが、どちらかというと見て覚えろタイプ。刃物の動かし方、キャッチがなぜ起こるかなど論理的に教えてもらうことはできませんでした。自力で調べている中でツバキラボの存在を知り、木工旋盤レッスンの受講を即決。しかしレッスン受講後、会社の機械で個人的な練習をすることは好ましく思われなかったそうです。もっと旋盤に取り組むためには自分で買うしかない、日に日にその思いが強くなっていきました。

Vicmarc VL150 導入事例 ツバキラボツールズ 岐阜 下呂市

木工を始め、さらに木という素材に魅せられる

木の塊が自分の好きの形になっていく。しかも木は自然から生まれる天然素材。ものづくりの醍醐味をかみしめ、どんどん木工の魅力にはまっていきました。「木はおもしろい!」、木工を続ける中で、木に触れ合えている時間が自分の中で幸せを感じる時間になっていることに気づきました。

飛騨高山の木工会社に転職し、まちそのものが”家具のまち”に移ったことでさらに充実した木工ライフが送れるようになりました。周りはみな木工をしている人たち。「一つ聞けばその5倍ぐらいの情報が得られる」とびっくり。そして週末は引っ越しを機に購入した木工旋盤で作業するのがとにかく楽しみ、と話してくれました。

Vicmarc VL150SM 導入事例 ツバキラボツールズ 岐阜 下呂市

最終的にVL150を選んだ理由

最初は10数万円の価格的にも買いやすい機種を選ぼうと考えていた小林さん。たまたまその機種が欠品中だったこともあり、シェア工房として通っていたツバキラボに他におススメがないか聞きました。他の機種も魅力的だったのですが、欠点があることも教えてもらえた。そしてそれは小さなストレスになってしまう。そもそも小林さんは自身の性格上、ストレスのない機械がいいし、いつかはパワーがある機械を欲しがることになると分かっていたので、そのうち買い替えるということがわかっているのであれば、最初からストレスを感じることのない満足できる機種を買った方がいいという考えになっていったそうです。

そのため、2馬力仕様のVicmarc VL150が有力候補にあがりました。木工旋盤をあれこれ検討する中で金銭感覚がマヒしていたこともVL150を購入することになった一因かもしれません(笑)。直径の大きいものをやりたくなったらツバキラボの工房を利用させてもらえばいいし、長い材料を加工することになったら、VL150では延長ベッドで拡張できる。今のところVL150についてはまったく不満はありません。

何気ないことでも相談に乗ってもらえる安心感

ツバキラボから購入したのは、やはり何気ないことでも相談できる安心感。もし他のお店で購入していたら、大したことないちょっとしたことを聞くのは憚られる。ツバキラボなら気軽に聞くことができるし、トラブルがあったらすぐに対応してくれることは大きい。

設置は1人では無理だった

納品から設置も、他のお店で買っていたら自分ではできなかったと思う、と小林さん。あの重たい機械(通常の卓上旋盤機は50kg程度)が段ボールに収まって届いたとしても、その箱から本体を外に出すのは一苦労。今回はツバキラボの和田さんに納品してもらい一緒に運び、設置してくれたので、大変助かりました。

いつかは独立、イスやテーブルを作れたら

まだまだ木工旋盤ライフはこれからです。現時点では独立への道筋はまだはっきりとは見えていないとのことですが、旋盤を使って小さなやイスやテーブルを作っていけるといいな、と話されていました。自分が作りたい形はどんなものか、今はたくさん作品を作りながら、模索をしているそうです。

ツバキラボツールズより

小林さんは、最終的には時間をかけて自身のものづくりとそれに合う機種を選ばれました。
木工旋盤を購入するにあたり、どの機種を選べばよいのかわからない方はぜひご連絡ください。

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