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新和風のすすめ 秋岡芳夫 著

¥900 税込

立ち止まったデザイナー、秋岡芳夫の名著を文庫本で復刊。
まえがきから痛快な秋岡芳夫節で、気持ちよく読書に入れる、クリエイティブに生きるためのヒントが散りばめられた秋岡芳夫 最晩年の一冊。

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人間はクリエイティブ

「いったい人間とはなんだったのか、何が人間を人間たらしめているのかーーーーいま、改めて問い直す時期にきています。」
この一文から始まる本書には、クリエイティブに生きるための知恵が随所に散りばめられています。本来誰もがクリエイティブであるはずの人間。しかし物質的にも満たされ、便利になった社会にクリエイティブさを失ってしまったことに課題を感じた秋岡芳夫が、日本人の感性がどれほど豊かな文化を育んできたのか振り返り、「新和風のすすめ」として提案をしてくれる、勇気をくれる一冊です。35年以上前の1989年(平成元年)に出された本書ですが、その内容は今でも色あせていません。

工作人間と耕作人間

巧みなことば使いが秋岡芳夫の魅力でもあります。そして、この「工作人間と耕作人間」はとてもわかりやすくストンと腹落ちする一節。手はもう一つの脳であり、考える道具であるという秋岡さんは、”工作というのは頭と手を連動させてクリエイティブにものをつくること”といいます。このふたつの「コウサク」の復権こそが、人がよりクリエイティブに豊かに生きる方法だと訴えています。

秋岡芳夫 グループ モノ・モノ

ものを作る側、ものを使う側

本書で紹介されている様々な分野のものづくりと生活技術。かつてはそれぞれの体に合わせて、または暮らしに合わせてつくられていたものが、今では大量生産されたものに自身を合わせることが当たり前になっています。一方で今でも、「自分のために作られたもの」に対して私たちは魅力を感じています。このあたりに大量生産から離れたものづくりのあるべき姿があるのではないでしょうか。

目次

まえがき

第1章 日本の感性を呼び戻そう―工夫して暮らすことを忘れた日本人
「和な暮らし」再発見
「触覚文化」が生み出した暮らしぶり
人間らしさの象徴「工作」と「耕作」
手の能力の回復

第2章 クリエーティブに生きる―人とモノのいい関係で
「白木のもの」の心地よさ
五感で「いいもの」とつき合う
箸はなぜ「めいめい持ち」なのか
「男もの」「女もの」
男と女に「手頃」なもの
「左右兼用」の道具たち
肌に合う床材「畳」を見直す
「一室多用」と「一具多用」の知恵
身度尺と人間工学

第3章 これからの「暮らし提案」―モノは生活という物差しで選ぶ
家―「生活の入れ物」に個性を
もののよしあしを五感で見わける
目には見えない「重さ」「重心」をチェック
自分のからだを物差しにする
「使用料」で価値を決める
「あつらえる」「繕う」生活技術の回復
「買わない」買い物学
自分の生活で遊ぶ

第4章 人と人、人とモノの「和な関係」―コミュニティー生産の復権を目指して
「コミュニティー生産」を取り戻す
人間らしい生活を求めてニュータウンづくり
耕作人間たちが「工作」し始めた
町ぐるみ「木と人間の共生」
「町おこし」の発想転換
「触覚情報」が目玉の「工芸館」
作り手・売り手・使い手をつなぐ「生活者グループ」

 

※お届けは、日本郵便㈱のクリックポストで、ポスト投函になります。
発送完了メールにて、追跡番号をご連絡致します。

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