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VICMARC VM120用 ダブテールジョー 148mm

¥13,200 税込

大径ワークの保持に、最も出番の多いサイズ。

「直径30cmを超えるボウルを標準ジョーで掴むのが不安」「刃物が食い込んだ瞬間にほぞが折れた」「リセスの縁が割れてしまった」――大物を挽く方にとって、こういった課題は身近にあると思います。148mmという大きな支持円は、同じ荷重でもジョーにかかる力を根本から軽減します。保持レンジは148mmから約196mmまで。ほぞを掴むクランプモード、リセスに拡張するエキスパンションモードの両方に対応します。

一体で削り出してから4分割し、連番を刻印したマッチドセット。組み付けたときに真円が出ることが、Vicmarc の振れの少なさを支えています。

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直径30cmを超えるボウルや大皿を旋盤に固定するとき、標準ジョーのままでは不安を感じたことはありませんか。

掴み代に対してワークの張り出しが大きくなるほど、ほぞの根元にかかる力は跳ね上がります。ちょっとした食い込みや偏心荷重で、ほぞが折れる。あるいはリセスが割れる。大径ワークで最も避けたい事故です。

Vicmarc「ダブテールジョー 148mm」は、その不安に対する最も直接的な答えです。支持円の直径そのものを大きくすることで、同じ荷重でもジョー1枚あたりにかかるモーメントを大幅に軽減します。

特徴

1. 148mm〜約196mm の広い保持レンジ

表示サイズの148mmは、4つのジョーが完全な真円を描いた状態の外径です。VM120 / VM150 チャックでは、ここからさらに約48mmの拡張が可能。つまり148mm から約196mm までを1セットでカバーします。

ほぞを掴む「クランプモード」、リセス(凹み)に押し広げて噛ませる「エキスパンションモード」、どちらにも対応します。

2. ほぞの折損・リセスの割れを防ぐ

直径400mmのボウルを50mm径の標準ジョーで保持した場合、掴み代に対する張り出しは実に8倍。この状態で刃物が食い込めば、力はすべてほぞの根元に集中します。

148mmジョーなら支持円が3倍近く大きくなり、てこ比が根本的に改善されます。エキスパンションモードでも同様で、拡張する力がより長い円周に分散されるため、リセスの縁が割れるリスクを抑えられます。

3. 広いジョー面が「小型フェイスプレート」として働く

大径ジョーは前面の平坦部が広く、ワークの底面を面で受け止めます。ワークが首を振ろうとする動きを物理的に押さえ込むため、ビビリが減り、切削面が安定します。特に薄挽きの大皿では、この違いが仕上がりに直結します。

4. ダブテール面のテーパー加工

Vicmarc のドブテイルジョーは、ダブテール面に機械加工によるわずかなテーパーが設けられています。

ほぞを掴むとき、ほぞの平坦部がわずかに逆向きのテーパーになっていたり、隅に木の繊維や削りカスが残っていたりすることは実際よくあります。ジョー側にテーパーがあることで、隅からわずかに離れた位置で確実に保持できる——つまりゴミや加工誤差の影響を受けにくく、ブレのない固定が得られます。リセスに噛ませる場合も、平坦部が中心側に向かって傾いているケースに同じ理屈で対応します。

5. 一体削り出しからの4分割、マッチドセット出荷

Vicmarc のジョーは、一体の状態で削り出したうえで4つに切り分け、1〜4の連番を刻印して出荷されます。組み合わせが固定されたマッチドセットであるため、組み付けたときに真円が出る。これが「振れない」という評価の根拠です。

ダブテール角は内側・外側とも13度。加工の高い精度と相まって、繰り返しの脱着でも同じ位置に戻ります。

こんな作品に

  • 直径25〜45cm程度のボウル
  • 中〜大型のプラター、大皿
  • 浅くてほぞの深さが取れない作品(エキスパンションモードで対応)
  • 底面の仕上げのための掴み直し

大径ジョーを1セット追加するなら、まずはこの148mmから。標準ジョーとの間を無理なく埋める、最も出番の多いサイズです。

ご使用にあたって

  1. 回転数を落としてください。 大径ジョーは質量が大きく、外周速度も上がります。標準ジョーと同じ感覚で回すのは危険です。取り付け後は必ず低速から始め、振動がないことを確認してから上げてください
  2. ほぞ・リセスの角度は13度です。 標準ジョー(内側10度・外側14度)とは角度が異なります。標準ジョー用に作った形状をそのまま流用すると、接触が線ではなく点になり保持力が落ちます
  3. ジョーは奥まで確実に。 大径ジョーほど取り付けボルトへの負担が大きくなります。取り付け時はスライド溝の奥まで正しく座らせ、ボルトを規定通り締め込んでください

Vicmarc について

オーストラリア・クイーンズランドを拠点に、1984年から木工旋盤とアクセサリーを製造してきた家族経営のメーカー。素材の選定から最新のCNC加工機による高精度加工まで一貫して自社で行い、世界中のプロターナーに支持されています。

チャックとジョーの精度は Vicmarc の代名詞とも言える部分です。ただ、その精度がどこから来ているのかは、カタログを読むだけでは見えてきません。

ツバキラボ代表の和田は、オーストラリア・ブリスベンにある Vicmarc の工場を実際に訪問しました。そこで見たのは、古き良き機械と最新鋭の機械の両方を使いこなしながら、常により良いものづくりを目指す会社の姿でした。創業者 Victor がイタリア移民のエンジニアであったこと、機械がイタリアンブルーをまとっている理由、そして現社長マルコとその息子アレックスへと受け継がれてきたもの。

クラフトマンシップを受け継ぐVicmarcのものづくりについてはこちらの記事をぜひご覧ください。

製品仕様

  • 品番:V00678
  • 呼びサイズ:148mm(5.827″)※真円時の外径
  • 保持レンジ:148mm〜約196mm(VM120 / VM150 使用時)
  • ドブテイル角:内側13度/外側13度
  • 対応チャック:Vicmarc VM120 / VM140 / VM150
  • 構成:ジョー4枚1組(連番刻印付きマッチドセット)、取付ボルト付属
  • 製造:オーストラリア

可動域寸法

ジョーを閉じた時:83mm(クランプ) / 99mm(つっぱり)
ジョーを開いた時:121mm(クランプ) / 137mm(つっぱり)

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